Letter from YURI PARK
YURI PARKニットをご愛顧くださっているみなさまへ
このたび 2024-2025AWシーズンをもちまして、YURI PARK ニットコレクションを終了させていただくこととなりました。
2002年のブランド誕生からこれまで、YURI PARKニットを愛し育ててくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
ニット作りを始めてから今に至るまで、素晴らしい職人たち、ニットを愛してくださる方々の支えのもとで、YURI PARKが表現したいこと、伝えたい思いを、ニット作りの中で追求していく旅を続けることができました。
ブランドとしての運営を終了する決断に至るまでには、さまざまな経緯がありましたが、ここ数年の間に起きた身近な出来事や環境の変化、時代の流れを見つめる中で、自分自身のビジョンについて改めて考える時が来たのだと感じています。
このような突然のご報告となりましたことを、深くお詫び申し上げます。
これまで支えてくださった各販売店様、顧客の皆様へ、そして共にニット作りに愛と情熱を注ぎ続けてくれたスタッフと職人たちへ、感謝の思いが尽きません。「着る人と一緒に歳を重ねていくニット」とはどういうものなのかを、皆様との歩みの中で学ばせていただくことができました。
これからは、一枚のニットをより長く着ていただくための修理やメンテナンスを主軸とし、企画および生産に関するコンサルタント業務を続けながら、これまでのニット作りの営みの中で培ったものを見つめ直し、次のフェーズでのチャレンジをしていきたいと考えています。
ミラノの地からレ・アーリを携え羽ばたいていったYURI PARKのニットが、これからも皆様の暮らしの中で共に育っていくことを願い、見守り続けることができれば幸いです。
2024年7月10日
Y U R I P A R K